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親が入院しておむつが必要に!?親が突然入院して動けなくなった時にすることとは

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kino
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今まで元気だった親が突然に入院になった…。

怪我やそんなに重くない病気でも実はその入院をきっかけに、動けなくなったり、おむつが必要になってしまうこともあります。

そんな親を見ていると

「この先介護が必要になるの?」
「いったい自分は何をすればいいんだろう?」
「お金ってどのくらいかかるの?」

と不安を感じるかもしれません。

ここでは親が入院した際の準備や、動けなくなった時にどうしたらいいのか不安を感じている方にちょっとでも役立つ情報をお伝えしてみたいと思います。

この記事がおすすめなのはこんな人

  • 親や自分自身が突然入院になって困っている
  • 病気やケガでこの先が不安
  • 入院にかかるお金について知りたい

元気な人でも入院しておむつが必要になるってどういうこと?

まず、元気だった親がおむつが必要になってしまう現状についてお話してみたいと思います。
実際にこういったケースは少なくありません。
今まで自分で何も問題なく生活できていたのに、入院や手術をしてお見舞いに行ってみるとトイレに行けなくなっていたり、歩くのに杖を使っていたり…

そんな様子を見てしまうと
「え?退院したら自分で生活できないんじゃない?」
と不安になってしまいますよね。

そんな元気な方でも寝たきりや介護に繋がってしまう入院の怖さをお話してみたいと思います。


入院自体が高齢な方にとっては体力低下や認知機能の低下を招く原因になる

たった数日、点滴や検査をして退院になる程度の入院なら特に問題はないと思います。

しかしこれが2~3週間以上の長期の治療や、手術をして一時的に寝たきりになったりするような入院の場合、元気な方でも今まで通り歩けなくなったり、ちょっとぼけてしまったりというような体の変化をきたす可能性があります。

体調悪化によってベッドで横になっている時間が多かったり、慣れない入院生活で転んだりしてしまうと、特に親世代の高齢者の場合は筋力の低下や認知力の低下が早まり、普段は出来ていた歩く、座るなどの動きが出来なくなってしまいます。

さらに動かないでいると認知症の発症が早まってしまうこともあるのです。

最悪、自宅に戻れずにそのまま介護施設へ入居する方も。

筋力や認知力が低下してしまうと、自宅で生活することが難しくなってしまいます。

結果的に自宅で家族の介護の元、生活をするようになったり、最悪は病院から自宅に戻ることができずに施設へ入居するようになってしまうケースも実際には少なくありません。

自宅で介護をしてもらえる状態ならまだいいのですが、一人暮らしや高齢夫婦の場合には自宅に帰れず、新しく施を探さなければいけない状態となってしまうのです。

高齢の親はいつ何があってもおかしくないと覚悟しておく

高齢者が入院する場合は例えどんなに元気で、生活が出来ていたとしても入院中に筋力が低下したりして、元の生活に戻れなくなってしまうリスクはあります。

ですのでもし家族が入院してしまった時には、自宅に帰れなくなってしまうことも考えて慌てずに対応することが重要です。

そのために、入院してみて今後の生活やお金などに不安を感じたら、どうしたらいいのかについてお話しますね。

「自宅に帰れなくなりそう」「介護はどうにか避けたい!」と感じたらすること

もし入院して、生活や介護、お金のことについて不安を感じたらすることをお伝えします。

  • 病院にいるソーシャルワーカーへ相談をする
  • 高額療養費の手続きをすすめる
  • 地域包括支援センターへ相談をする

ソーシャルワーカーに依頼してしまうのが一番!

病院にいるソーシャルワーカーという専門の相談員を知っていますか?
「連携室」「入退院センター」などの窓口に配置されていることが多く、このような患者さんやご家族からの入院や生活、お金に関する相談に対応してくれます。

上記に関する、高額療養費や地域包括支援センターといった地域にある窓口も、必要があればこのソーシャルワーカーが手続きの流れなども丁寧に説明してくれるはずです。
(高額療養費制度については、これからまた詳しく記事にまとめてみたいと思います)

こんな私も以前はこのソーシャルワーカーと一緒に相談対応をさせてもらっていました。
ただ、私は看護師であってソーシャルワーカーとは違います。
じゃ対応できないのか、というとそうではないんです。

ソーシャルワーカーさんは、基本的&一般的な制度や支援を紹介したりサービスへつなげてくれる役割があります。
看護師は「その人の病状や生活の様子、想い」を特に重視して考えます。

この双方の意見が組み合わさって、よりその人にあった支援に繋げることが可能になるわけです。

ただ一つ言いたいのは「声をかけてもらえないと相談員も動けない」ということ。

中には「こんなこと、相談していいのかな?」と遠慮してしまって何も相談せずに、問題が浮き彫りにならずに支援につながらない方もいました。

不安を感じたら気軽に声をかけてください!

ですので、親や自分自身の入院で生活や介護、お金のことで困った時は、遠慮せずにその病院の相談窓口に声をかけてみてください。

私も窓口業務をしていた時には、みなさん不安そうな顔で
「すいません、ちょっと聞きたいことがあるんですけど・・・」
と初めて声をかけてくれてましたね。

それでも一通りお話をすると、どこかすっきりしたような表情で
「ありがとうございました」
そういって帰られていく感じです。

そんな変化が何よりうれしかったり。。。

なので困った時には本当に声を挙げてほしい。
それが私がみんなへ伝えたいことです。

この記事を書いている人
管理人 kino
管理人 kino
現訪問看護師 ケアマネジャー 元退院調整看護師
総合病院勤務の時に1000人以上の患者様、ご家族様からの介護・病気・終活などの相談に対応。 「その人らしい生き方」「介護で苦しまない」をモットーにアドバイスしています。 治療も介護も正解はない! 「これでよかった」と思える人を増やすべくネット上で活動しています。
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